中林 功一

20年前から5本指ソックスの可能性を信じてきた。

テレビ番組や書籍、インターネットなど、今では「冷えとり」をテーマにした情報が各メディアで伝播し、
その手段である「シルク5本指ソックス」もまた、昔に比べると随分とメジャーな存在へ生まれ変わりました。

私どもが冷えとり健康法に出合ったのは約20年以上も前のこと。
初代社長の中林 力が偶然立ち寄った書店で進藤義晴先生の著書、『万病を治す冷えとり健康法』を見つけたことがきっかけでした。

「半身浴と靴下の重ね履きで健康になれる」そんな内容を読んで、初代社長は「コレだ!」と直感したそうです。すぐにでも先生の元へ出向き、話が聞きたいと思ったそうですが、著書には直接訪ねて来ないでほしいとの一文があり、これは断念。しかし、本に書いてあった通り、シルクと綿の靴下を作って先生のところへお送りしたところ、「これはいい靴下です!」と直接連絡をいただいたそうです。当時、5本指ソックスを履いている方は極めて少なく、いたとしても丈夫で廉価な綿素材の軍足を使っている方々でした。ましてやシルク素材の5本指ソックスなどは市販では皆無であり、山忠にとってもシルク5本指ソックスの開発は、新市場を切り開くための挑戦だったのです。
その後は毎月、愛知県の先生のもとへ通い、いろいろなアドバイスや商品開発のためのサンプル課題などもいただきました。また、初代社長と私や家族は半身浴と靴下の重ね履きをする冷えとり健康法を徹底的に実践。その素晴らしさも体感しました。

健康素材こそ、お求め安い価格で提供したい。

一般にシルクはそれ以前までは高級素材として扱われてきましたが、山忠はこの冷えとり健康法のもと、健康素材として捉え直し、5本指ソックスを健康ツールとして再生しながら、5本指ソックスブームに貢献したと思っています。

このシルク5本指ソックスの販売以来、「シルク素材の健康肌着を販売してほしい」とのご要望を東洋医学の先生方からも頂戴していました。「健康素材こそお求めやすい価格で実現したい」そんな想いから、シルク素材をはじめ、『シルク』の原産国である中国とのビジネスもスタートさせました。

山忠は、この冷えとり健康法の素晴らしさを今後もより多くの方々に伝えていきたいと考えています。その実現を目指して、身体に良い素材である天然繊維にこだわりながら、さまざまなシリーズ商品を生み出してまいります。