社員の想い #02

毎回ご指名をいただけるお客様とは、10年来のお付き合い。

福岡県のY様から、「渡辺さんをお願いします」と決まってご指名をいただくようになったのは、私が入社して初めての冬に、新聞チラシの「健康足首ウォーマー」をご注文いただいたことがきっかけでした。それから約10年のお付き合いをさせていただいています。私のたどたどしい案内が、Y様の印象に残ったのでしょうか、それ以来、ご指名で商品についてのお問い合わせや、ご注文をいただけるようになりました。

現在、Y様は足の調子が思わしくなく、リハビリに励んでいらっしゃいます。
山忠のカタログをご覧になることで元気になっていただけたり、「この商品はどうなんだろう?」とお問合せいただいたりしているうちに、Y様を自分の父親と重ね合わせていることに気がつきました。それ以来、Y様のご希望に添える商品はないかと、カタログで商品を探すのが私の楽しみに変わりました。

お客様からいただく手紙や絵の数々。大切に保管して、時々見返しては元気をいただいている。

Y様からは、心のこもったたくさんの自作の絵や、手づくりの帆船の貯金箱を頂戴しました。どれも私の大切な宝物です。それを見るたびに温かい気持ちになり、元気が出て、仕事の励みになるのです。いつも、福岡の様子や新潟の様子を少しお話しするだけでしたので、いつか直接お会いして、ゆっくりとお話したいと思っていたら、2012年の8月にチャンスが巡ってきました。本当に念願がかなって、感激しました。

奥の二重の塔もお客様からいただいた力作。

お客様と実際にお会いすることが仕事の励みに。

マンションのベランダから奥様が手を振って歓迎してくださったこと、握手をしたY様の手が柔らかかったことを今でも覚えています。お孫さんの写真、Y様の手づくりのミニチュアの建物、奥様手づくりのステンドグラスの蛙等が玄関に飾られていました。
それだけで、Y様のご家庭の温かさをひしひしと感じることができました。私もY様のように、温かさを感じることのできるよう家庭を築き、また、それを今後の仕事の励みにしたいと思います。