靴下と言えば山忠、と言ってもらえる靴下を作りたい。
BRINGING OUR VISION TO LIFE.

靴下と言えば山忠、と言ってもらえる靴下を作りたい。

靴下工場 藤田 恒希

大学でプログラミングを学び、靴下工場へ。

私が担当している技師という仕事は、編み機のメンテナンスと商品開発、そしてニッターと言われる社員への機械操作指導を行なっています。
大学ではプログラミングを学んでいました。就職活動の企業説明会で、山忠の当時の工場長から「工場でプログラミングに似た仕事もあるよ」と声をかけてもらったことが入社のきっかけです。実際の仕事は想像していたプログラミングとは少し違いましたが、編み機の設計や制御に向き合ううちに、気づいたら夢中になっていました。

shain_06_01.jpg集中力を必要とする繊細な設計。

靴下一足は、設計から始まる。

靴下工場の仕事には、機械の知識だけでなく、編み方の設計、素材としての糸や繊維の知識、さらには足の構造への理解まで必要になります。関わる外部の方も、糸メーカー、機械メーカー、協力工場とさまざまです。
仕事のなかで一番好きな時間は、パソコンで靴下の設計をしているときです。どんな編み方にするか、どの糸をどう組み合わせるか。思い描いたものを少しずつ形にしていく作業に、プログラミングに似た面白さを感じます。

shain_06_02.jpg絡まりやすい細い糸は何度もチェックする。

納期のプレッシャーと、妥協できない品質のはざまで。

開発の仕事で最も苦労するのは、納期との戦いです。靴下の開発は順調にいかないことが多く、サンプルを作って確認して修正して、という繰り返しの中で時間はどんどん過ぎていきます。でも、納期に追われているからといって、納得できない商品を出すわけにはいかない。そのプレッシャーとこだわりのはざまで、毎回もがいています。
苦労した分だけ、完成したときの達成感は格別です。自分が開発に関わった商品「ケアソクととのえる ウール」が、お客様に喜んでもらえたときは本当に嬉しく、この仕事をしていて良かったと、素直に思えた瞬間でした。

shain_06_03.jpg

「靴下と言えば山忠」を目指して。

山忠は靴下の会社として、本当に困っている人のために動いてきた会社だと思っています。
例えば今、東北のあるこども病院で、特別な足の形状を持つ子どもたちのために「裂足(れっそく)用靴下」を開発しています。普通の靴下では、どうしても足に合わない子どもたちのために、最適なオリジナルの靴下を作る。山忠としても知見を深めるという一つの目的はあるものの、目の前で困っている人のために、私たちが役に立てるのであれば、出来るだけのことをするという考え方を示す取り組みです。
自分の仕事が、誰かの役に立っているという実感は、ここにしかないやりがいだと思っています。私の目標として、多くの方から「靴下と言えば山忠だよね」と言ってもらえるように"選ばれる靴下"をこれからも作り続けていきたいと思います。